ご挨拶・企業理念

 戦災で市内営業倉庫の大半が焼失した状況下、笹島倉庫株式会社は、戦後の産業復興、事業の再建、食糧保管などに寄与すべく、1946年に倉庫業を開始しました。そこから77年、鉄道・水路・陸路と時代の流れとともに多様化する物流輸送手段に対して、事業拠点の拡大を進めることで、厳しい環境にも対応し、お客様と共に歩んで参りました。

 そして新しく始まった令和の時代、倉庫業界は、就業人口減少の常態化に対応するため、特に大型物流倉庫/センターを中心に、人工知能技術、無人フォークリフト、無人搬送機などの活用が進み、倉庫内作業の自動化が進展すると予想されます。しかし、こうした状況の中でも、弊社はお客様目線に立ち、様々な荷姿に対応するため、人による力を重視したサービス提供も継続していき、これからも物流を通じて、「人と社会」をつなぐ役目に貢献して参ります。今後もより一層のご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

笹島倉庫株式会社
第2代 代表取締役 伊藤 滋

 営業倉庫の機能は、単なる貨物の貯蔵、保管の場所から貨物の需要者に対し、適切な流通コストで、所定の時間に所定の場所まで届けることにあるといわれるようになりました。つまり、「貯蔵倉庫から流通倉庫」へと変質を遂げつつあるのが今日の営業倉庫の現状であります。

 「流通倉庫」とは、単に貨物を保管するだけでなく、常時正確に在庫を把握して、企業荷主に対しその情報を随時提供し、需要者に対し迅速かつ確実に貨物の配送を行うとともに、最近小口多様化する傾向のある貨物の流通にともなって派生する梱包、仕訳、記号その他文言の刷り込みなどの付帯業務も併せて行う倉庫と考えられています。

 今日のような大量生産、大量販売とめざましい技術革新の時代においては、倉庫業が立地産業であることも重視し、高速道路の発達に対処し内陸部倉庫への進出も企画いたしております。またこれまでの「いかにうまく保管するか」に加えて「いかにうまく配送するか」を考え、更に荷主各位の立場に立って「いかにうまく流通させるか」を経営理念として努力して参りたいと存じますので、一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

笹島倉庫株式会社
昭和30年頃 創業者 伊藤 郷司

昭和40年頃当時のパンフレット
昭和40年頃当時のパンフレット 裏表紙

関連会社

商号笹島倉庫建物有限会社
所在地〒454-0801
名古屋市中川区百船町7番2号
創業昭和27年(1952年)
事業内容不動産賃貸業
取引銀行三菱UFJ銀行 他